F032 セルの数式を表示する関数

2019-05-21
EXCEL自作関数

 指定したセルに入力された関数をそのまま表示する関数、通常演算式が入ったセルには計算結果が表示形式され、数式は「数式バー」などを見ないとわかりません。そのため数式の印刷等が難しいですが、この関数を使うと、計算された値ではなく、そのまま数式を表示できます。
VBEの標準モジュールに下のコードを登録して「Excelマクロ有効フォーム」で保存してください。
関数の登録方法は⇒♯000 ユーザー定義関数を登録する方法

登録されたら、シート上からユーザー関数「FormulaV 」が使用できます。
使い方は 
ワークシート上で = FormulaV (セル)の関数として使用できます、セル内の数式がそのまま表示されます。

【例】
セルA1 値 100 セルA2 数式 =A1
=FormulaV(A2)  ⇒ =A1

Function FormulaV(S) As String
’ 指定したセルに入力された関数をそのまま表示する関数
’ セルA1 値’100’ セルA2 数式’=A1′
’ =FormulaV(A2) を入力すると、結果である’100’ではなく数式’=A1’を表示
On Error GoTo EXITFUN

FormulaV = S.Formula

EXITFUN:
End Function

ここで紹介したコード使用による損害に対しては一切責任は負えません。