F042 数字を桁ごとに取り出す関数

2019-05-28
EXCEL自作関数

 数字を桁ごとに取り出す関数です。定型帳票に数字を桁ごとに印刷したい場合など、セルごとに一桁ずつ数字を分割したい場合があります。
 この関数を使うことで、数値を分割して表示できます。

VBEの標準モジュールに下のコードを登録して「Excelマクロ有効フォーム」で保存してください。
関数の登録方法は⇒♯000 ユーザー定義関数を登録する方法

登録されたら、シート上からユーザー関数「 Dig 」が使用できます。
使い方は 
ワークシート上で = Dig ( 数値,抜き取りする桁 )の関数として使用することで、右端から任意の開始位置で任意の文字数を抽出できます。

【例】
数字を桁ごとに取り出す関数
Dig(数値,桁数)
桁数は0が一の桁、1が十の桁、2が百の桁,3が千の桁になります。
Dig(12345,0) → 5
Dig(12345,2) → 3

Function Dig(N, D As Long)
’ 数字を桁ごとに取り出す関数
’ Dig(数値,桁数)
’ 桁数は0が一の桁、1が十の桁、2が百の桁となる
’ Dig(12345,0) → 5
’ Dig(12345,2) → 3
On Error GoTo EXITFUN
If IsNumeric(N) = False Then
 Dig = “”
 GoTo EXITFUN

End If
If N < (10 ^ D) Then
 Dig = “”
Else
 Dig = Int(N / (10 ^ D))
 Dig = Dig- Fix(Dig / 10) * 10
End If

EXITFUN:
End Function

ここで紹介したコード使用による損害に対しては一切責任は負えません。